量子ビット(Qubit)基本
正式名称: Quantum Bit(量子ビット)
量子コンピュータの情報の最小単位。0と1の「重ね合わせ」を持てるのが古典ビットとの違い。
くわしい記事へ →重ね合わせ(Superposition)基本
0と1が同時に存在する状態。回転中のコインのようなもの。測定すると片方に確定する。
くわしい記事へ →量子もつれ(Entanglement)基本
複数の量子ビットが強く結びつき、片方を測ると相手も瞬時に決まる不思議な相関。
測定(Measurement)基本
量子ビットの状態を読み取る操作。重ね合わせが崩れ、0か1に確定する。
ブロッホ球(Bloch Sphere)基本
1量子ビットの状態を球面上の点で表す図。北極が0、南極が1、赤道が重ね合わせ。
量子ゲート(Quantum Gate)操作・計算
量子ビットの状態を変える操作。古典のANDやORにあたる。X・H・CNOTなどがある。
くわしい記事へ →アダマールゲート(Hadamard / H)操作・計算
0や1を「重ね合わせ」に変えるゲート。量子計算の出発点でよく使う。
CNOTゲート(Controlled-NOT)操作・計算
2量子ビットのゲート。もつれを作るのに使う代表的な操作。
量子回路(Quantum Circuit)操作・計算
量子ゲートを並べた「計算の設計図」。左から右へ操作を適用していく。
ショアのアルゴリズム(Shor's Algorithm)操作・計算
大きな数の素因数分解を高速に解く量子アルゴリズム。現在の暗号を脅かす可能性で有名。
くわしい記事へ →グローバーのアルゴリズム(Grover's Algorithm)操作・計算
大量のデータから目的の1件を探す探索を高速化する量子アルゴリズム。
論理量子ビット(Logical Qubit)誤り訂正
多数の物理量子ビットを束ねて作る、誤りに強い1個の量子ビット。2026年の競争の主戦場。
くわしい記事へ →物理量子ビット(Physical Qubit)誤り訂正
実機にある個々の量子ビット。ノイズに弱く、単体では計算が壊れやすい。
誤り訂正(Error Correction)誤り訂正
量子のノイズによるミスを検出して直す技術。実用化の最大のカギ。
くわしい記事へ →コヒーレンス時間(Coherence Time)誤り訂正
量子状態を保てる時間。これが短いと計算の途中で状態が壊れてしまう。
NISQ(ニスク)誤り訂正
正式名称: Noisy Intermediate-Scale Quantum
誤り訂正が未完成で、ノイズの多い中規模量子コンピュータ。2026年時点の主流段階。
FTQC(エフティーキューシー)誤り訂正
正式名称: Fault-Tolerant Quantum Computer
誤り耐性を持つ量子コンピュータ。誤り訂正が効いた「本命」の姿。各社の目標。
超伝導方式(Superconducting)ハードウェア
超伝導回路を量子ビットに使う方式。高速だが極低温が必要。IBM・Googleが採用。
くわしい記事へ →イオントラップ方式(Ion Trap)ハードウェア
真空中に閉じ込めたイオンをレーザーで操作する方式。コヒーレンス時間が長い。
中性原子方式(Neutral Atom)ハードウェア
電荷を持たない原子を光で並べる方式。多数の量子ビットを並べやすい。
光方式(Photonic)ハードウェア
光子を量子ビットに使う方式。室温で動作できるのが強み。
量子超越(Quantum Supremacy)ハードウェア
古典コンピュータでは事実上不可能な計算を量子が実行して示すこと。
量子優位性(Quantum Advantage)ハードウェア
実用的な問題で量子が古典を上回ること。超越より一歩進んだ実利的な目標。
量子アニーリング(Quantum Annealing)ビジネス
組合せ最適化に特化した方式。D-Waveが有名で、配送ルート最適化などに使われる。
量子インスパイアード(Quantum-Inspired)ビジネス
量子の発想を古典コンピュータで真似た技術。今すぐ使える実用解として注目。
量子クラウド(Quantum Cloud)ビジネス
実機を持たなくてもクラウド経由で量子コンピュータを使えるサービス。IBM・AWSなどが提供。
耐量子暗号(PQC)ビジネス
正式名称: Post-Quantum Cryptography
量子コンピュータでも破れない新しい暗号方式。ショアのアルゴリズムへの備え。
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